12回戦 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| マミーズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | ||
| Dodgers | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 4 |
| ○ 伊吹 5-2 S 小板橋 1 ● 竹尾 V打 森川 3 HR Hour 1時間30分
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<戦評>ワンチャンスをものにしたDodgers! この試合に勝ったほうが、優勝にぐっと近ずく。逆に負ければ 自力優勝はほぼ無くなる。どっちにとっても負けられない 大事な試合だ。Dodgersの先発は雪辱を喫す伊吹。一方マミーズは 何故かエース秋山ではない。ベンチにいないみたいだ。遅刻か? 伊吹は1回簡単に2アウトを取ったが、3番バッターには肩口からの 甘い球をフルスイングされる。”行ったかな”と思うような痛烈な レフトライナーが沼沢の頭上を襲う。しかし背走に背走した沼沢が ジャンプ一番好捕。大ファインプレーでこのピンチを救う。 このヒヤヒヤの当たり以外はDodgersが押し気味に試合を進め、 3回には4番白石のヒットで小板橋が2塁からホームに突入したが レフトから絶好球が帰ってきて寸前タッチアウト。先取点が取れない。 チャンスの後はピンチとはよく言ったもの。4回表2アウトから ピッチャーを強襲するヒットが生まれる。この痛烈な打球が伊吹の 腹を直撃、エビのように悶絶してマウンドに倒れこむ。担架かと 思われたが、そこは不死身の伊吹、なんでもない顔で続投。 しかし次の4番バッターにライトの左に打たれ1塁3塁‥‥!? 一旦3塁に止まったランナーがいきなりホームに走り出す。 ライトから返球された球を寺崎が2塁後ろで持ち続けているのを 見てのスタート。慌ててホームに投げた球は暴投となり、 やらずもがなの1点を与えてしまう。又も先制され、しかもミスから。 しかし今日のDodgersは違った。今日の勝ち負けが何を意味するか 全員が理解していた。5回1アウトから1番寺崎が簡単に2ストライクを 取られた後、粘りに粘ってフォアボール、大逆転のドラマはこの 一つのフォアボールから始まる。ここでベンチからのサインはエンドラン、 2番小板橋が見事に三遊間を抜き、エンドラン的中 1塁3塁とチャンスを広げ、3番沼沢がライト前に綺麗に タイムリーヒット、寺崎かえって同点。4番白石は敬遠気味のフォアボール、 1アウト満塁。ここで2試合連続勝利打点男の森川。 ボール、ファール、ボール、ストライク、2エンド2。ここで前代未聞、 大バクチとも思えるサインがベンチから出される。ピッチャーが モーションを取ったと同時に塁上のランナーがスタートを切る。 凶と出るか吉と出るか、森川がヒッティングの構えからスクイズの 体制に入り、ストライクを取りにきた外よりの球を1塁前に転がす。 小板橋がこんどはホームを落とし入れ遂に逆転。マミーズ内野陣は ”まさか”といった表情。尚も2アウト2塁3塁から6番成瀬がライトの 右を抜く痛烈な2点タイムリー2ベース。正に一点突破全面展開、 ベンチ一丸となった攻撃で4対1.Dodgersベンチは誰もがこれで”勝った” と思った。しかし野球は分からない。そのちょっとした気の緩みスキを つかれる。最終7回、先頭の2番バッターがサードエラーで出塁、牽制ボークで 2塁へ。しかし3番4番を打ち取り2アウト。”3塁ランナーはいい”くらいに 甘く思っていたかもしれない。しかし5番バッターはレフトオーバーの タイムリー3ベース、4対2。次の6番バッターにはデッドボール。何か伊吹が おかしい。疲れか、4回のボデイブローがきいてきたか、あるいはこれが 勝ち急ぎと言うやつか。6回7回で下位打線にデッドボール3個。伊吹の 四死球は1試合に2個あるかないかが正常。心配が当たってしまう。 7番バッターにレフと前にタイムリーを打たれ遂に4対3。尚も1塁2塁。 長打が出れば逆転。もう球が良く見えない薄暮ゲーム。 ここでDH兼ヘッドの成瀬がマウンドへ行く。監督もマウンドへいき ピッチャー交代。リリーフピッチャーは若きエース小板橋。8番バッターを 難なくサードゴロに打ち取りゲームセット。 前回はマミーズが辛くも逃げ切り、今回はDodgersが辛くも逃げ切った。 マミーズ戦はこれで2−3、4−3で1勝1敗。得出点も6−6。 勝利の女神もうまく分けたものだ。中身の濃いナイスゲームでした。 それにしても満塁の2−2からスクイズとは。伊吹は 1−2と勘違いしていたようだが。”江夏の21球”にも値する”森川の5球”の ドラマでした。これで森川は3試合連続の勝利打点。両軍合わせて 盗塁ゼロは今シーズン初。その立役者がキャッチャー坂本。今日も その強肩を生かし随所でピンチを救った。 とっぷりと暮れた上井草グラウンド、星が一つ、沖天を光って流れた。
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