2004.4.11.東京健保組合大宮運動場・21面 

5回戦

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
神様 0 0 0 0 0 0 0 s 0 0
Dodgers 0 0 0 0 0 0 0 d 0 0
○ 成瀬 2-1 

S 

● 山本(抽選)  

V打 

HR 

Hour 1時間50分

Dodgers

    SUTAMEN
1 2 Sakamoto 3-0
2 7 Numazawa 3-1
3 8 Morikawa 3-1
4 5 Siraisi 4-1
5 4 Terasaki 4-1
6 1 Naruse 3-0
7 3 Sugi 2-0
8 9 Yayota 3-0
9 6 Koitabasi 1-0
       

神様

    SUTAMEN
1 6 Kawahara 4-0
2 4 Kon 3-1
3 8 Iino 3-1
4 3 Yamamoto 3-0
5 9 Simane 3-0
6 5 Endou 2-0
7 2 Aoyama 3-0
8 1 Isizuka 3-1
9 7 Usimizu 1-0
       
<戦評>神の一球を極める為に‥
平安時代の碁打ち、藤原の采ははるかなときを超えて
進藤ヒカルの心によみがえった。神の一手を極める為に‥

時折桜の花が舞い、初夏のような暖かさの中
試合開始からDodgers成瀬、神様・石塚両先発の息ずまるような
投手戦が続く。まるで天才棋士が碁を打っている雰囲気だ。
緊張と静寂の中、攻めては引き、引いては攻める
ここぞというときの投球は、神の一球を極めるかのように、
内外角、高低1分の狂いもなくビシビシ入ってくる。
どっちが先に、という想像は外れ、サドンデスを含め
最後の最後まで崩れなかった。そんな中チャンスは両チーム
仲良く2回あった。先攻の神様は3回、右中間2塁打とフォアボールで
ノーアウト1・2塁、しかし続く1・2・3番バッターが浅いセンターフライ、
三振、サードゴロに打ち取られ、ランナーは塁上に釘ズケ。
6回にはセンター前ヒットとライトオーバーの2ベースで1アウト2・3塁、
しかし4番山本(極楽トンボ)はセカンドフライ、5番バッターは
ピッチャーゴロ。一方Dodgersは2回、2アウトから杉がフォアボール、
盗塁のあとワイルドピッチで3塁へ、しかし期待の八代田は三振。
そして最終7回サヨナラのチャンスをつかむ。ノーアウトから5番寺崎が
ファースト強襲ヒットとボークでノーアウト2塁、しかし成瀬、杉、八代田が
凡退、寺崎は3塁でホームプレートを覗いただけ。
結局7回を終わって0対0、規定で1アウト満塁のサドンデス戦に突入。
神様は7・8・9番を塁上におき、1・2番で勝負。しかし1番バッターは
ショウトゴロ、前進守備を引いていた小板橋がホームで封殺、2番バッターは
空振り三振、わずか6球で終了。ここで勝った、と思ったのだがそれほど
甘くは無かった。一方Dodgersは1・2・3番を塁上におき、4・5番で勝負。
しかし白石は2回目のグランドスラムを狙ったか平凡なサードフライ。
祈るような気持ちで全てを託した寺崎は空振り三振、8球で終了。
ここまでしても両軍1点も取れない。いかに両投手が素晴らしかったかが
分かると思う。1時間50分の激闘、死闘は結局抽選で決着を
つけることになった。ホームベースを挟んで両軍が整列。くじを引くのは
両チームの監督ということになった。まずくじ引きの後先を決める
ジャンケンでDodgersが勝った。審判が2枚の封筒を重ねて持ち、
上ですか下ですか、と聞いてきた。迷わず「上でお願いします」と言う。
「勝ち おめでとうございます。次の試合も頑張ってください!」
まず勝ちの文字が目に飛び込んできた。やった!思わずガッツポーズ!

この勝利は成瀬の素晴らしいピッチングと、内外野の鉄壁の守備(とりわけ
外野守備陣は再三ピンチを救うファインプレーを見せた)、そして何よりも
チーム全員の勝つことへのあきらめない気持ちと執念が、勝利の女神を
引き寄せたのだと思う。

<記録>     Dodgers     神様
ヒット          4         3
フォアボール      2         3
三振         10         5
エラー         0         1