2002.9.1.神宮外苑・日の丸 球場 

20回戦

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
Giants 1 0 0 0 0 0 0     1
Dodgers 0 0 0 0 1 0 1x     2x
○ 小板橋 4-1 

S

● 外園 2-2   

V打 深谷  3

HR

Hour 1時間25分

   スタメン
1 4 寺崎 3-0
2 6 海老原 3-0
3 8 森川 3-0
4 3 成瀬 3-1
5 5 3-1
6 9 深谷 3-1
7 7 千葉 2-1
8 2 坂本 2-1
9 1 小板橋 2-0
  DH 伊吹 2-0
<戦評>
9月、行く夏を惜しむかのような、まだ暑い日差しの中で伝統の一戦はスタートした。
道路に面した「日の丸球場」、試合内容によっては観客が最も集まる面である。
前の試合は28対0のボロゲーム。誰もいなくなっていたネット裏に2人、3人、
ライトブルーのユニフォームに視線が動き、キャッチャー坂本の
強肩で立ち止まり、1回表の5−4−3のダブルプレーで完全に足が止まる。
”この試合はちょっと違うらしい”あっという間にネット裏が12、13人になっている。

ネットウラを意識したか、先発・小板橋が硬くなっている。ヒットで出塁した先頭バッターを
ダブルプレーで切り抜けたのに、次の3番バッターにあっさりフォアボール、4番外園に
左中間を抜かれるタイムリー3B。しかし、なんとかこの1点でふんばる。
ライトブルーのユニフォームに釘ずけになっていたネット裏の目が、こんどは
Giantsの先発・小柴にそそがれる。正に快刀乱麻の投球。しなやかな腕から繰り出す
伸びのある速球とスライダー、縦に割れるカーブ。Doggersは4回まで坂本の内野安打1本のみ、
5三振。手も足も出ない。小板橋も2回から立ち直り一歩も譲らない。
5回に2アウトから3連打で満塁とされるが4番外園をセカンドゴロに打ち取り
最大のピンチを切り抜ける。ピンチの後にチャンス、その裏Dodgersは
1アウトからサードエラーとレフトのファンブルで杉が2塁に生き、2アウトの後7番千葉が
右中間に値千金の同点タイムリー。この熱戦にネット裏も20人と膨れ上がる。
小板橋は6,7回を速球と切れのいいカーブでパーフェクトピッチング、
Giantsは同点の6回から抑えのエース外園がマウンドへ。
そして7回裏1アウトの後、ドラマの最終章が幕を開ける。
まず4番成瀬が意地の右中間2B、杉がヒットで繋ぎ1・3塁。ネット裏もこの一打サヨナラの場面を
固唾をのんで見守っている。ここで千両役者、所沢の怪童、ロナウド・深谷がなんとライト前に
サヨナラタイムリー。六大学以上の歓声が日の丸球場に巻き起こる(これは嘘です)
こんな結末を誰が予想しただろうか。今日は千葉・深谷という、いつもは脇役の静かな男たちが
今シーズンナンバーワンの好ゲームを演出した。ロナウドはライトゴロの妙技も見せ存在を見せ付けた。
Dodgersの勝利をみとどけた初秋の夕日が青山のビル郡に隠れていく。by,by、_

<記録>20試合を終わって3割バッターがバットマンシートから消えた。
2割5〜8部台の集団が独走する杉(.447)を追いかけることになる。
小板橋が防御率で再びトップに立ったが、こちらは伊吹とのマッチレース。