2006.6.25.神宮外苑・日の丸球場 

6回戦

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
B・ジャック 2 0 1 0 1         4
Dodgers 0 0 0 0 4         4
○  

S 

●  

V打 

HR 杉A号ソロ

Hour 1時間45分

Dodgers  

    SUTAMEN
1 8 Kai 2-1
2 4 Hatayama 2-0
3 2 Yayota 1-0
4 1 Siraisi 3-1
5 3 Naruse 3-0
6 9 Terasaki 1-0
7 7 Suzuki 2-0
8 5 Sugi 1-1
9 6 Koitabasi 1-0
10 DH Kosiba 1-0
       

B・ジャック

    SUTAMEN
1 8 Hikaru 3-2
2 6 Yuuki 2-1
3 1 Higasi 2-1
4 3 Kotani 3-0
5 5 Watanabe 2-2
6 7 Kasuya 2-1
7 4 Sida 1-0
8 2 Hideki 2-1
9 9 Hatano 2-1
  DH Egawa 2-0
<About the Play>劇的!勝利に値する引き分け
ベンチでウエストを気にしている先発白石、「ベルトの穴一つ減量しろよ」
と言う前に打たれた。1回表、先頭バッターにライト前ヒット、続く2番ユウキに
ストレートのフォアボール、ノーアウト1・2塁。助かったのは3番バッターの
4球目、外角へのショウトバウンドの投球に1塁ランナーがWPと見て2塁に
行きかける、しかし難なく捕球した八代田がすかさず1塁に投げ、1・2塁間の
供殺プレーでタッチアウト、1アウト2塁。相手の凡プレーと八代田の好プレーで
白石が立ち直るかと思ったのだが、3番バッターに2-2からセンター前に
弾き返される。ボールの多い白石に守備陣もリズムが取れず、続く4番
バッターのサードゴロを、杉が2塁走者を見すぎてファーストに悪送球、
遂に1アウト満塁。白石はすでにアップアップ状態、球が上ずり、押さえが
効かない。そこそこスピードはあるのだがストライクにならない、苦し紛れに
球を置きに行く、そこを狙われる、白石が崩れていくパターンだ。案の定、
5番バッターには切れの無い甘いストレートをセンター前に持っていかれる。
3塁と2塁からホームイン。尚も、デッドボールで満塁と攻められるが、ここは
何とか2点でくい止める。なんとこの回だけで33球、肩で息するのも当然。
3回には2アウトから2ベースを含む2本のヒットとWPなどで1点を追加され
68球で降板。2番手の小柴ももう一つピリットせず、5回に2つのフォアボールと
2ベース、内野の拙守などもあり、駄目押しとも思われる1点を献上する。
一方攻撃陣は4回までノーヒット無得点、毎回の5三振。切れのある快速球と
抜いたようなカーブにタイミングを狂わされ、三振と凡打の山を築く。
それでも5つのフォアボールを足場に1回・2回とチャンスを作ったが、
ここ一本が出ず、5回表を終わって4対0。時間も9時40分、7回は到底無理だ。
手も足も出なかった先発ピッチャーは仕事とかで2番手に代わったが、
それほど差があるわけではなく、「現状では打つ手なし」と思われた。
しかし、言い古された言葉だが、「野球は何が起こるかわからない」。
あきらめムードが漂い、次の回があったら、唯一試合に出ていない伊吹を
マウンドに上げようか、と思っていた5回裏、先頭バッター8番・杉が初球を
レフトオーバーの大ホームラン。それでもこのdodgersの初ヒットが大反撃の
のろしになる、とは誰も思っていなかったに違いない。焼け石に水、
ノーヒットノーランを免れた、ぐらいにしか思っていなかったはずだ。
9番小板橋は三振に倒れたが、続く小柴が粘りに粘って(6球ファウル)
フォアボール、そして1番甲斐が1−0の2球目をセンターオーバーの3塁打、
小柴が長躯ホームを駆け抜け2点。2番海老原はピッチャーフライで2アウト。
しかし3塁に甲斐を置いてクリーンアップ、3番八代田は2−0と追い込まれたが
ここから粘ってフォアボール、すかさず盗塁して2アウト2・3塁、ワンヒットで
同点、長打が出れば逆転の場面。そして「俺の前にランナーをためろ」と
なにやら暗示めいた言葉を発していた4番白石が、ピッチングの汚名を
返上するかのように、2−3からの外角ストレートを狙い撃ち、打球が
ライト横の桜球場で弾む間に3塁・甲斐、2塁・八代田が歓喜のホームイン、
遂に同点。B・ジャックベンチは茫然、唖然‥。試合はこの回でで9:50になり
時間切れ引き分け。逆転こそ成らなかったが、勝利の女神が惨敗の
窮地から勝利にも等しい引き分けに代えてくれた。
<Background>
4月16日、白石はOver Eighteenで素晴らしいピッチングをしている。
3回を被安打1、無四球、毎回の3奪三振、3塁を踏ませず、41球。
それが今回のB・ジャック戦は、同じ3回を被安打毎回の6、四死球2、
失点3、68球はほとんどノックアウトの惨状。その日の調子もあるが、
背景があった。好投した4月16日、白石はその時間帯に銀座で友達の
結婚式があり、歌って踊っての演目も決まっていた。あまり長くは
マウンドに居られない、という時間的制約があった。間わいなど取らず
ポンポン投げなければ演目に穴をあけてしまう。この制約が白石の
ピッチングのリズムになった。そしてナイスピッチングにつながった。
ちなみにこの日は30分も余り9回まで行っている。
白石が先発するときは、白石の頭の中に結婚式の式次第を入れておく
必要があるという結論。
<Characters>
まだ判定するには早いかも分からないが、杉が調子を上げている。
打率はイマイチだが、ホームランは2本で単独トップ。
今回のホームランは、反撃の糸口となる正に起死回生の一発。
忘れられないのは10年前、TBSに36年ぶりに優勝をもたらした
延長10回裏の劇的なサヨナラホームラン。ここ数年は不振を
囲っていたが、かってはクリーンアップを打ち、タイトルを
欲しいままにしたスラッガー、今年不死鳥のようによみがえるか!