2005.9.4.大宮健保グラウンド・44面 

16回戦

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
Dodgers 2 0 0 0 0 0 0     2
立川クラブ八丁会 1 1 0 0 1 1 X     4
○ 別府 

S 

● 小板橋 4-3  

V打 関根

HR 中村(T)別府(T)

Hour 1時間30分

Dodgers

    SUTAMEN
1 3 Sugi 4-2
2 6 Koitabasi 3-1
3 7 Terasaki 2-0
4 5 Tao 3-0
5 2 Yayota 2-1
6 1 Naruse 3-1
7 4 Kai 3-0
8 8 Morikawa 3-0
9 9 Tiba 2-0
       

立川クラブ八丁会

    SUTAMEN
1 7 Nakamura 2-2
2 8 Sekine 2-1
3 6 Ono 2-1
4 5 Kisumino 3-0
5 3 Matumoto 3-0
6 1 Beppu 3-1
7 4 Okada 3-0
8 2 Katou 3-1
9 9 Siraisi 2-0
       
<Background>シューレス・ジョーの声が聞こえてきた。
「それを作れば、彼はやってくる」そして奇跡が起こる。
失ったナイン(9人)が帰ってきたのだ。(Field of Dreams)

ベンチ、バクネット、駐車場、樹木、周りの風景、日差し、ざわめき‥
44面、そうか、ここは去年4月11日「神様」と死闘を演じたグラウンドだ。
62面もあるグラウンド、256もあるチーム、その中で一年半の2回目だというのに、
同じグラウンド、同じ時間、同じベンチ、先発も成瀬だ、これは奇跡?
「俺が呼んだんだよ、Dodgersの9人を、さあ、やろうぜ!」
シューレス・ジョーの声が聞こえてきた、ような気がした。
<About the Play>
1回、その声に導かれるように、dodgersが鮮やかな攻撃を仕掛ける。
「ほんとに私が1番ですか?」と驚きの声を発したトップバッター杉が、1−1から
レフと前に痛烈なヒット、続く2番小板橋も2-1から快心の当たりのレフト前ヒット、
ノーアウト1・2塁。ここで、ただ今絶好調の3・4番だ、期待が膨らむ。
しかし3番寺崎は簡単に初球を打ってサードフライ、1アウト。ここでdodgersが
動いた。ピッチャーの緩慢な牽制の虚をついてダブルスチール、まんまと成功。
1アウト2・3塁、バッターは4番垰、1塁は空いていても歩かせる気配はない。
垰は2−1からの外角ストレートを強振、ベンチのため息と共に球が上がる。
平凡なキャッチャーフライ、2アウト。絶好のチャンスに3・4番があっさり倒れる。
いつものdodgersならシュンと行くとこらだが、今日は5・6番が代役を果たした。
5番八代田が2-1からデッドボール、2アウト満塁。そして6番成瀬が1-1からの
外角ストレートを狙いすましたようにライト前にライナーのヒット。
当たりが良すぎたかと思ったが、杉に続き2塁の小板橋もホームを落とし入れる。
さすが大試合に強い成瀬、鮮やかな先制2点タイムリーヒット。
dodgersがまず主導権を握る。しかしその裏、先発成瀬からほころびをみせる。
トップバッターに2-2からデッドボール、2番バッターは初球を1塁線に送りバント、
ダッシュに遅れた成瀬が、ランナーの背中越しに1塁に投げる形になり悪送球、
セカンド甲斐がカバーに入ったが、ノーアウト1・3塁。すかさず1塁ランナーが盗塁、
ノーヒットでノーアウト2・3塁の大ピンチ。ここで3番バッターの当たりは左中間に
上がる比較的平凡なあたり、当然レフトの守備範囲、しかしカバーに行った
センターに任せてしまう。間に落ちてタイムリー2ベース、2対1。2塁ランナーは
レフトが捕ると思い、落ちてからスタート、3塁止まり。一つのプレーがどんどん
泥沼に引き込んでいく。4番バッターがフォアボールで遂にノーアウト満塁、
絶体絶命のピンチ。しかしここからが凄い。伊達に全国3連覇はしていない。
伝説の成瀬が生き返る。5・6・7番をサードフライ、サカンドフライ、三振に打ち取り、
このピンチを最小の1点で切り抜ける。2回表は簡単に3人で打ち取られ、
休む間もなくマウンドへ。1回力投の成瀬の疲れがまだ残っている。予感が当たる。
2回裏、2アウトからライトオーバーの同点ホームランを喫する。結局先発成瀬は
3回先頭バッターをフォアボールに出したところで小板橋にスイッチ、小板橋が
3・4回を危なげなく切り抜け、dodgersも2・3・4回とヒット1本に押さえ込まれ、
振り子のように動いた流れが落ちついたかに見えた。終盤どっちが先に1点を
取るか、それは限りなく勝ちに結びつく1点になるはずだ。5回、dodgersが先に
そのバトンをもらう。1アウトから1番杉がセンター前ヒット、2番のサードゴロの間に
2塁へ、そして3番寺崎の時に3盗に成功(本当は2-3からのエンドラン)。サインを
見落とした寺崎はフォアボール、杉が間一髪セーフで、つきはまだこっちにある。
そして2アウト3・1塁で4番垰、ここで点が取れなかったら、じゃんけんを覚悟する
しかない。4割バッター、3-0は無いはずだ。垰は初球を狙い打ち、ピッチャーの
足元を襲う痛烈な当たり、センターに抜けたかと思ったが、ショートが飛びつき
セカンドに送ってフォースアウト。チャンスの後はピンチ、とはよく言ったもの。
その裏、ノーアウトから2回にホームランを打っている1番中村が2球目を叩いて
ライトオーバーの3ベース、続く2番関根が大きなセンターフライを打ち上げ、
これが勝ち越しの犠牲フライ。遂に2対3と逆転。市川クラブは6回にも
センターオーバーのホームランで1点を追加、4対2とし、守ってはdodgersの
6・7回の反撃を3人ずつで断ち切った。
立川クラブのユニホームはピンストライプのヤンキーススタイル。
1963年World Series LA dodgers VS NY yankeesの第一戦も4−2で
ヤンキースが取った。シューレス・ジョー、そこまでやるか!
<Questions>
ヒットはdodgers5本、立川クラブ6本と1本差だが、内容はdodgersがすべて
シングルなのに対して、立川クラブはホームラン2、3塁打1、2塁打1と
4本までが長打。この長打がすべて点にからんでしまった。そして、ちょっとした
守備のミス、自信の無さが長打にしてしまった、と言うことも忘れてはならない。
しかし今日はシューレス・ジョーが選んでくれた精鋭の9人、何の文句が
あろうか。不戦負けまで覚悟した試合が、昨年のベスト8のチームを
土俵際まで追い詰めた。全国区は遠いが望みはある。目の前の試合では
一昨年準優勝の「蠍」(さそり)がノーマークのチームに0−1で負けた
ではないか。強いチームは次から次と出てくる。強くなるにはその波にもまれて
いくしかない。身内のようなチームにいくら勝っても、ミズノカップ、アークカップ
のような大会には通用しない。その事を改めて思い知らされた試合だった。
第2戦から続いていた垰の連続試合安打記録が12でストップした。同時に
dodgersの連勝も7でストップした。八代田の2つの盗塁阻止は相手の
機動力を完全に封じた。一つ2盗があったが、3塁ランナーを牽制して
投げなかっただけ。坂本ほどの強肩ではないが、捕って投げるまでは
坂本より数段早い。ここを坂本が見習ったら鬼に金棒。八代田教室に
入りなさい。杉の1番バッターに驚いた人もいたが、当てずっぽうの
起用ではありません。まずはこのところ調子がいいこと。少しさかのぼって
記録を調べてみると、非常に出塁率がよく足も速い、当然盗塁も多い。
この試合では3盗を2度も決めている。やはり物事シンプルに考えないとね。


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