16回戦 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| Dodgers | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||
| 立川クラブ八丁会 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | X | 4 |
| ○ 別府 S ● 小板橋 4-3 V打 関根 HR 中村(T)別府(T) Hour 1時間30分 Dodgers
立川クラブ八丁会
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<Background>シューレス・ジョーの声が聞こえてきた。 「それを作れば、彼はやってくる」そして奇跡が起こる。 失ったナイン(9人)が帰ってきたのだ。(Field of Dreams) ベンチ、バクネット、駐車場、樹木、周りの風景、日差し、ざわめき‥ 44面、そうか、ここは去年4月11日「神様」と死闘を演じたグラウンドだ。 62面もあるグラウンド、256もあるチーム、その中で一年半の2回目だというのに、 同じグラウンド、同じ時間、同じベンチ、先発も成瀬だ、これは奇跡? 「俺が呼んだんだよ、Dodgersの9人を、さあ、やろうぜ!」 シューレス・ジョーの声が聞こえてきた、ような気がした。 <About the Play> 1回、その声に導かれるように、dodgersが鮮やかな攻撃を仕掛ける。 「ほんとに私が1番ですか?」と驚きの声を発したトップバッター杉が、1−1から レフと前に痛烈なヒット、続く2番小板橋も2-1から快心の当たりのレフト前ヒット、 ノーアウト1・2塁。ここで、ただ今絶好調の3・4番だ、期待が膨らむ。 しかし3番寺崎は簡単に初球を打ってサードフライ、1アウト。ここでdodgersが 動いた。ピッチャーの緩慢な牽制の虚をついてダブルスチール、まんまと成功。 1アウト2・3塁、バッターは4番垰、1塁は空いていても歩かせる気配はない。 垰は2−1からの外角ストレートを強振、ベンチのため息と共に球が上がる。 平凡なキャッチャーフライ、2アウト。絶好のチャンスに3・4番があっさり倒れる。 いつものdodgersならシュンと行くとこらだが、今日は5・6番が代役を果たした。 5番八代田が2-1からデッドボール、2アウト満塁。そして6番成瀬が1-1からの 外角ストレートを狙いすましたようにライト前にライナーのヒット。 当たりが良すぎたかと思ったが、杉に続き2塁の小板橋もホームを落とし入れる。 さすが大試合に強い成瀬、鮮やかな先制2点タイムリーヒット。 dodgersがまず主導権を握る。しかしその裏、先発成瀬からほころびをみせる。 トップバッターに2-2からデッドボール、2番バッターは初球を1塁線に送りバント、 ダッシュに遅れた成瀬が、ランナーの背中越しに1塁に投げる形になり悪送球、 セカンド甲斐がカバーに入ったが、ノーアウト1・3塁。すかさず1塁ランナーが盗塁、 ノーヒットでノーアウト2・3塁の大ピンチ。ここで3番バッターの当たりは左中間に 上がる比較的平凡なあたり、当然レフトの守備範囲、しかしカバーに行った センターに任せてしまう。間に落ちてタイムリー2ベース、2対1。2塁ランナーは レフトが捕ると思い、落ちてからスタート、3塁止まり。一つのプレーがどんどん 泥沼に引き込んでいく。4番バッターがフォアボールで遂にノーアウト満塁、 絶体絶命のピンチ。しかしここからが凄い。伊達に全国3連覇はしていない。 伝説の成瀬が生き返る。5・6・7番をサードフライ、サカンドフライ、三振に打ち取り、 このピンチを最小の1点で切り抜ける。2回表は簡単に3人で打ち取られ、 休む間もなくマウンドへ。1回力投の成瀬の疲れがまだ残っている。予感が当たる。 2回裏、2アウトからライトオーバーの同点ホームランを喫する。結局先発成瀬は 3回先頭バッターをフォアボールに出したところで小板橋にスイッチ、小板橋が 3・4回を危なげなく切り抜け、dodgersも2・3・4回とヒット1本に押さえ込まれ、 振り子のように動いた流れが落ちついたかに見えた。終盤どっちが先に1点を 取るか、それは限りなく勝ちに結びつく1点になるはずだ。5回、dodgersが先に そのバトンをもらう。1アウトから1番杉がセンター前ヒット、2番のサードゴロの間に 2塁へ、そして3番寺崎の時に3盗に成功(本当は2-3からのエンドラン)。サインを 見落とした寺崎はフォアボール、杉が間一髪セーフで、つきはまだこっちにある。 そして2アウト3・1塁で4番垰、ここで点が取れなかったら、じゃんけんを覚悟する しかない。4割バッター、3-0は無いはずだ。垰は初球を狙い打ち、ピッチャーの 足元を襲う痛烈な当たり、センターに抜けたかと思ったが、ショートが飛びつき セカンドに送ってフォースアウト。チャンスの後はピンチ、とはよく言ったもの。 その裏、ノーアウトから2回にホームランを打っている1番中村が2球目を叩いて ライトオーバーの3ベース、続く2番関根が大きなセンターフライを打ち上げ、 これが勝ち越しの犠牲フライ。遂に2対3と逆転。市川クラブは6回にも センターオーバーのホームランで1点を追加、4対2とし、守ってはdodgersの 6・7回の反撃を3人ずつで断ち切った。 立川クラブのユニホームはピンストライプのヤンキーススタイル。 1963年World Series LA dodgers VS NY yankeesの第一戦も4−2で ヤンキースが取った。シューレス・ジョー、そこまでやるか! <Questions> ヒットはdodgers5本、立川クラブ6本と1本差だが、内容はdodgersがすべて シングルなのに対して、立川クラブはホームラン2、3塁打1、2塁打1と 4本までが長打。この長打がすべて点にからんでしまった。そして、ちょっとした 守備のミス、自信の無さが長打にしてしまった、と言うことも忘れてはならない。 しかし今日はシューレス・ジョーが選んでくれた精鋭の9人、何の文句が あろうか。不戦負けまで覚悟した試合が、昨年のベスト8のチームを 土俵際まで追い詰めた。全国区は遠いが望みはある。目の前の試合では 一昨年準優勝の「蠍」(さそり)がノーマークのチームに0−1で負けた ではないか。強いチームは次から次と出てくる。強くなるにはその波にもまれて いくしかない。身内のようなチームにいくら勝っても、ミズノカップ、アークカップ のような大会には通用しない。その事を改めて思い知らされた試合だった。 第2戦から続いていた垰の連続試合安打記録が12でストップした。同時に dodgersの連勝も7でストップした。八代田の2つの盗塁阻止は相手の 機動力を完全に封じた。一つ2盗があったが、3塁ランナーを牽制して 投げなかっただけ。坂本ほどの強肩ではないが、捕って投げるまでは 坂本より数段早い。ここを坂本が見習ったら鬼に金棒。八代田教室に 入りなさい。杉の1番バッターに驚いた人もいたが、当てずっぽうの 起用ではありません。まずはこのところ調子がいいこと。少しさかのぼって 記録を調べてみると、非常に出塁率がよく足も速い、当然盗塁も多い。 この試合では3盗を2度も決めている。やはり物事シンプルに考えないとね。
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