2005.6.12.神宮外苑・大銀杏 球場 

9回戦

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
Giants 1 0 0 0 0 0 1 0   2
Dodgers 0 1 0 0 1 0 0 1x   3
○ 小板橋 4-2 

S 

● 外園 

V打 森川 1

HR 垰@号・A号ソロ (連続)
堀江@号ソロ

Hour 1時間30分

Dodgers

    SUTAMEN
1 4 Yamazaki 3-0
2 9 Terasaki 3-0
3 3 Yayota 3-1
4 8 Tao 3-2
5 1 Siraisi 3-0
6 7 Suzuki 2-0
7 5 Sugi 2-0
8 6 Koitabasi 3-1
9 2 Sakamoto 3-1
  DH Morikawa 3-1

Giants

    SUTAMEN
1 6 Yokoyama 3-2
2 7 Kobayasi 3-0
3 2 Horie 3-2
4 9 Namikawa 3-1
5 1 Kosiba 3-1
6 5 Nakamura 3-0
7 4 Tiba(d) 3-0
8 3 Kawakami 3-1
9 8 Yosooka 3-0
  DH Nisii 2-0
☆ 新4番が引っ張り、下位打線が奇跡の3連打!
<Background> 6月はサヨナラの季節か。
フルキャスト宮城の観客たちが、打球とともに立ち上がった。9回2死一、二塁。
代打・吉岡。初球の直球を迷わずたたくと、福留の頭上を越えていった。
球団初のサヨナラ勝ち。永池が万歳してホームを踏む。吉岡は、一塁ベースを
回って小さくこぶしを握ると、歓喜の輪の中に吸い込まれていった。
(6/8、楽天 4−中日 3)めんどくさがり屋の神様が同じシナリオを使った?
まさかそんな、と思うだろうが、置き換えると、こうなる。
神宮外苑の観客たちが打球とともに立ち上がった。延長8回2死一、二塁。
バッターはDH森川。1−1からの直球を迷わずたたくと、センター右の芝生で
球が弾んだ。サヨナラ勝ち。小板橋が小躍りしてホームを駆け抜ける。
森川は、一塁ベースを回って小さくこぶしを握ると、歓喜の輪の中に
吸い込まれていった。そして一日置いた13日、全日本大学選手権決勝。
大銀杏球場とは200メートルと離れていない神宮球場。
延長10回裏、青学大2死二、三塁。バッター夏井のサヨナラの飛球が
センター前に落ちると、青学大の選手はグラウンドに飛び出した。
ピッチャーは大会屈指の左腕、近大・大隣だった。
神様もそうこう新しいシナリオは書けないのかな。
<About the Play>
試合はdodgers白石、giants小柴の先発。白石はgiants戦負けなしの2勝。
うち1勝は歴史に残るノーヒットノーラン。もう一つの1勝も一安打完封の
準ノーヒットノーラン、と目を疑うような実績を残している。4連敗中の
dodgersは、結果はどうあれ、もはやこの相性の良さに頼るしかない。
先攻のgiantsは1回2アウトから3番堀江がレフトオーバーの大ホームラン。
早くもdodgersベンチに暗雲が漂う。しかしこの暗雲を振り払ったのが新4番
垰の一振り。2回先頭の垰は、小柴の厳しいスライダーをことごとくファウルで
逃げ、甘く入ってくる球をじっと待つ。2−3として7球目、ベルト近くの直球を
フルスイング。打球はお返しとばかりのレフトオーバーの大ホームラン。同点。
dodgersは5回にも垰が先頭バッター。ピッチャーは2番手の西井。
この打席でも垰はくさい球をファウルで逃げ、2−2としてまたしても7球目。
バットの先っぽに当たったような打球がハーフライナーでライト線を襲う。
右回転がかかった球は、わずかにフェアーゾーンで弾み、ファウルグラウンドに
逃げていく。ライトからは最も遠いところに球が転がる。垰が快足を(?)を
とばしてホームイン。2打席連続のホームランで遂に逆転。守っては先発
白石が蒸し暑さの中何とか踏ん張る。バックも、ダブルプレー、キャッチャー
坂本からの絶妙な牽制アウトで白石を盛り立てる。持ち前のフォアボールも
なく、球もそこそこ来ている。自身、giants戦3連勝かと思った7回、アンラッキー
な内野安打2っとWPなどで1アウト一・三塁とされる。しかしここでも、キャッチャー
坂本からのファーストへのプロ級の牽制で一塁ランナーをアウトにし2アウト三塁。
ピンチを脱したかに見えた。しかし、2-3から4番浪川に甘いストレートを
レフト前にはじき返され、土壇場でまたも同点。この回、尚も1・2塁と攻められるが
何とか1点で踏ん張る。giantsは7回からは大魔人・外園がマウンドへ。giants勝利
の方程式だ。dodgersは7回裏、1アウトから3番八代田が左中間を破る2塁打で
4番垰、5番白石という絶好のサヨナラのチャンスをつくる。が、さすが大魔人、
ここは4・5番を内野ゴロに打ち取り、遂に延長戦へ。dodgersは8回から
小板橋を投入一歩も引かない体制を作る。小板橋はわずか9球で3人を
かたずけ、8回裏、時間的には最後のサヨナラのイニングを迎える。
しかし鈴木、杉が倒れ2アウト。引き分けの空気が漂う。そんな中、まず
小板橋がセンター前ヒット、9番坂本がレフト前ヒットで続く。2アウト1・2塁。
ここで幾多の修羅場をくぐってきたベテラン森川ー、ここから奇跡の三連打が
生まれる。(巻頭サヨナラの場面へどうぞ)
新4番垰の2発のホームランと、勝負をあきらめない下位打線の執念の三連打で
giants戦5連敗を免れた。勝ち星こそ逃がしてしまったが、先発白石も自身初の
無四球試合と粘り強いピッチングは、白星が近いことをうかがわせる内容だった。
giantsも四球は一つ。エラーも両軍合わせてわずかに1ッ。内容のある
レベルの高い(審判談)素晴らしい試合だった。

<Questions>(研究のために)
垰の勢いが止まらない。開幕戦を除く7試合連続ヒットで早くもヒット数を2ケタの
10本に乗せ、打率は独走態勢。打点、ホームラン、得点でも単独トップに立ち
4冠を手中にし、盗塁、V打も合わせると只今6冠。果たして誰が追いかける。